こんな症状でお困りではありませんか?
- 最近肩が挙がりにくい
- 後ろに手が回りにくくなっている
- 寝返りで痛みを感じる
- 夜寝ていて、痛みで目が覚めることがある
- 肩の痛みが数ヶ月以上続いている
40肩・50肩はどうして起こるのでしょう?

正しくは「肩関節周囲炎」と称される疾患がこれにあたります。
肩関節を支える筋肉、腱、靭帯、関節包、滑液包などの組織が炎症を起こすことで痛みを生じます。
加齢により筋肉や腱などの組織の柔軟性が失われ、スムースに動かなくなることが原因と考えられていますが、実のところ本当の原因は未だ解明されていません。
40肩・50肩の施術
40肩・50肩は非常に病期の長い疾患です。
発症から治癒までの全過程は、12〜18ヶ月、ときにはそれ以上という気が滅入るような期間になります。
その期間、症状は一定ではなく、3つの病期を経過します。
〈第一期〉 | 日中の肩関節の痛みが徐々に強くなって、睡眠時にも痛みを感じ始めますが、肩関節の動きは保たれます。 |
〈第二期〉 | 肩関節の硬さと痛みが増し、日常生活や仕事がしばしば制限され、睡眠も妨げられます。 |
〈第三期〉 | 痛みは次第に和らいでいきますが、完全に動きが回復するまでは硬さが残ります。 |

まずは痛みの改善を目的として、「関節モビライゼーション」や「トリガーポイント鍼(はり)療法」により、炎症を起こしている筋肉、腱、靭帯、関節包、滑液包の緊張を和らげます。
痛みが和らいできたら、今度は関節の拘縮を残さないように、自宅や職場でもできるように、運動療法であるマッケンジー法を指導しています。
痛みの強い時期に、強めのストレッチングやマッサージを行うことで、痛みを悪化させることもありますので、痛みの強い時期には愛護的な施術を行っています。
必要に応じて、三角巾などを利用して、肩関節を固定することもあります。