テニス肘(上腕骨外側上顆炎)


 

こんな症状でお困りではありませんか?

  • 肘の外側に痛みがある
  • 物をつかんで持ち上げると痛い
  • 雑巾をしぼる動作で痛む
  • 痛みでペットボトルの蓋を開けられない
  • マウスの操作やキーボードを打つ動作で痛みがある

テニス肘はどうして起こるのでしょう?

テニス肘と言ってもテニスをする方ばかりに起こるわけではありません。
正しくは「上腕骨外側上顆炎」と言って、
大工さんや重たい鍋を振る調理師さんのように手をよく使う職業に従事される方、
小さなお子さんを抱っこすることの多いお母さんにもみられる疾患です。

医学的にはっきりとした原因は未だ分かっていないところもあるようですが、
一つには「繰り返す動き」が原因として挙げられます。
(右の図は右腕を後ろから見た図です。)

 

とくに痛みに関連する筋肉は以下の通りです。

  • 短橈側手根伸筋→手首を手の甲側に反らせる
  • 長橈側手根伸筋→手首を手の甲側に反らせる
  • 総指伸筋→手の指を伸ばす

これらの筋肉が肘の外側にある外側上顆に付着するのですが、繰り返す動作によってこの付着部に微細な損傷が起こり、組織の血行が滞ることで痛みが発生すると考えられています。

もう一つの要因は「年齢」です。
テニス肘は45才以上の方に多く見受けられます。
年齢に伴い組織の柔軟性が失われ、そこに負荷が加わることで損傷しやすくなるからです。

テニス肘への施術

軽い症状の内であれば、適切な処置を施すことで痛みは改善していきます。

自宅でできるストレッチングも有効です。

  1. 手の甲を上に向けて、腕を肩の高さに真っ直ぐ前に伸ばします。
  2. もう一方の手で手の甲を自分自身に向けて曲げていきます。
    この時、肘が曲がらないように気をつけてください。
  3. 肘の外側に伸びる感じがあるところまでストレッチしたら、10秒間保持します。

これを3セット、一日3回を目安に行ってください。

ストレッチだけでは改善しない場合、当院では、肘関節の円滑な動きを促進するために関節モビライゼーションを行ったり、筋肉の緊張緩和を図り筋筋膜リリースやトリガーポイント療法を施行します。
とくに痛みの箇所にピンポイントでアプローチするトリガーポイント鍼療法は効果的です。
もちろん、患部を休ませてあげることも大切です。

「テニス肘」に限った話しではありませんが、とにかく症状が軽いうちに適切な処置を施すことが大切です。
こじらせると厄介な「テニス肘」。
正しく対応して、快適な毎日を過ごしていきましょう!

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