4、5月に多発! アキレス腱断裂とは?

新年度を迎え、華やいだ雰囲気のここ青梅駅前です。
暖かくなってくると、俄然活動量は増えてきますね。
 
とくに新年度にあたる4月、それに続く5月には、新たに運動を始める方も増える傾向があります。
意気込んで運動を始めたのはいいのですが、一気に強度の強い運動負荷を加えるとケガにつながりやすく、
その中でもアキレス腱断裂は比較的多く見られるケガになります。
 
今回はこのアキレス腱断裂についてお伝えしていきますね。

アキレス腱とは?

アキレス腱は人体最大の腱で、腓腹筋やヒラメ筋というふくらはぎの筋肉を踵につなぎ、
その力を踵へと伝える働きをしています。
非常に強固な構造をしており、約1トンの牽引力にも耐えられます。
 
アキレス腱は、表層を血流豊富なパラテノンと呼ばれる腱上膜に包まれており、その後方には、
Kager’s fat pad と呼ばれる脂肪組織がありアキレス腱へ血流を供給しています。

アキレス腱断裂とは

アキレス腱断裂は、腱への直接の外力、腱を無理に伸ばそうとする力、または腓腹筋やヒラメ筋の急激な収縮により起こります。
 
30-40歳代に好発しますが、50歳以上の年齢層でも受傷することがあり、年齢に伴うアキレス腱の変性が基盤にあると考えられています。
 
受傷された方は、「後ろから蹴られた」「ボールが当たった」といったような訴えで来院されます。
 
また、 踵骨(かかとの骨)に付着する部位から2~6cm上方の位置が最もアキレス腱の血流が少ない箇所であるため、その部位が変性によるアキレス腱断裂の好発部位となります。
 

アキレス腱断裂の症状は?

アキレス腱が断裂すると、アキレス腱のレリーフは消失し陥凹を触知できるようになります。
また、歩行は可能であっても、つま先立ちはできなくなります。
 
またアキレス腱断裂同様、足関節底屈筋力が低下する疾患として、
 
①S1障害
②後脛骨筋機能不全症
③遠位型筋ジストロフィー
 
などがあり、それらとの鑑別が必要となります。

薬剤との関係

ニューキノロン系抗菌薬やカルシウム拮抗薬などの服用で断裂を起こすこともあるようです。
 
気になる方は、薬を処方してくださる医療機関へご相談してください。

治療について

保存的治療と手術的治療とがあります。
 
保存的治療を選択し、専用の装具で固定した場合、おおよそではありますがスポーツへの復帰の目安は、
レクリエーショナルスポーツであれば5ヶ月後、競技スポーツへの復帰は10ヶ月後となります。
 
傷めるのは一瞬ですが、回復には長い時間を必要とするアキレス腱断裂。
運動を始める時には、はやる気持ちを抑えて、軽めの運動から始めて、徐々に強度を上げていくとよさそうですね。
 
 
 
 

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当院では、国際的な足の権威たちも推奨する個人個人に合わせたオーダーメイドのインソール(足底板)も作成しており、あなたに合ったインソールを使用することで根本的な改善を図っていきます。

ご興味のある方は、ぜひ当院までお問い合わせください!

 

住所:東京都青梅市本町130-1
ダイアパレスステーションプラザ青梅102-2
最寄り駅:JR青梅駅
TEL : 0428-24-5608

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