鼠径部に痛み?しゃがみづらさを感じる?  それ、変形性股関節症かもしれません!

3月に入り、ここまで冬と春とのせめぎ合いが続いていますね。
本格的な春の訪れが待ち遠しいここ青梅駅前ですが、花粉症の方にとっては悩ましい季節でもありますね。
それでも、お出かけの機会が増えるのが春!
どこに出かけるにしても、痛みがあっては楽しい気分も台無しですから、股関節やひざに痛みのある方はここでしっかり治しておきたいところ。
今回は、この変形性股関節症についてお伝えしていきますね!

 

変形性股関節症は、股関節の軟骨がすり減り、摩耗することで進行する病気です。
加齢によるものが原因の一つですが、他にも先天的な要因やけが、感染症も関係しています。

この病気は、特に40~50歳の中年期に多く見られ、女性によく起こります。

 

 

症状としては、股関節の可動域が制限され、立ち上がったり歩いたりする際に鼠径部に痛みを感じることが
あります。
普段の生活でも足の爪切りや靴下の履き脱ぎ、和式トイレや正座が難しくなります。
進行すると痛みが増し、歩き方に特徴的な変化が生じることがあります。

変形性股関節症を増悪させる要因としては、
肥満や激しいスポーツ、重量物を扱う作業に従事することによる負担、先天的な骨の形成異常や以前のけがなどが関係しています。

 

療としては、適度な運動、温熱療法、薬物療法などがあります。
とくにプールでのトレーニング(ただし平泳ぎは禁止)やエアロバイクが推奨されます。
また縦ジグリングと横ジグリングと呼ばれる、「貧乏ゆすり」運動も効果的です。
これら運動療法により股関節を安定させる筋力を強化します。
また関節が固くならないようにストレッチも行います。
これらの保存療法でも症状が取れない場合は手術療法も検討されます。

 

変形性股関節症の進行を防ぐ、または予防するために気をつけていただきたいことを挙げてみます。
①体重管理
 股関節には、通常の歩行時でも体重の3倍の力が加わります。
 このためなるべく適正体重の維持が大切となります。
②杖の使用
 基本的に痛みのない側に杖をつきます。
 杖の使用により、10〜30%の免荷が可能です。

 

最後に、他の病気との鑑別診断として、大腿骨の壊死や関節リウマチなどが挙げられますので、
「この年齢だから変形性股関節だろう」などと自己判断せずに、まずはお近くの専門医を受診されることをおすすめします。
何よりも、早めの対応が大切です!