腰痛に効果的な体操とは? vol.2

猛暑の夏も去り、今週に入ってここ青梅駅前では爽やかな秋空が広がっています。
油断をしていたら、前回の投稿から季節がガラッと移り変わってしまいました(汗)
 
さて前回は、腰痛に効果的な体操として「マッケンジー体操」というものがあるということを紹介いたしました。
今回は、マッケンジー体操の有効性をお伝えしていきますね。

【マッケンジー体操とは?】

ニュージーランドの理学療法士ロビン・ A ・マッケンジー氏により考案された腰を反らすことを主としたエクササイズです。
それまでは、腰痛にはむしろ禁忌とされていた腰を反る方向へ動かす体操ですが、現在では多くの医療機関で指導され、特に椎 間板ヘルニアを含む椎間板損傷による腰痛や姿勢不良・関節機能不全を原因とした慢性腰痛に効果を上げている運動療法(治療法)です。

【なぜマッケンジー法が有効なのか?】

現代人の日常生活においては 、背中を丸める姿勢をとることが、背骨の首や腰の部分が前に向かって軽いカーブを描いた正常な弯曲を伴う姿勢をとることに比べ非常に多くなっています。

例えばパソコンやスマホを操作する姿勢であったり、車を運転する姿勢、家事をしている姿勢など、歩いている時や立っている時以外は、すべてある程度丸まったり曲がったりした姿勢だと言っても過言ではありません。

そのため首にしても腰にしても、通常は反らす方向の可動制限が起こります。
しかし、従来からある腰痛体操では、腰部のストレッチを行う腰を丸める方向へのエクササイズはすすめられますが、関節に負荷のかかる腰を伸ばす運動はむしろ禁忌とされていました。

何らかの損傷により動きの悪くなってしまった肩、肘、膝などの関節に対して、痛みを我慢しながらリハビリテーションを行うという話しは一般によく耳にして、通常の理学療法としてみなさんに認知されています。

しかし、腰に関してはどうでしょうか?
多くの方が痛みを伴うと、悪くするのではないかと恐れ “用心する ” という言葉を使い、痛めた部位をかばい、機能回復訓練を怠るという結果になります。
そのため、伸ばす 反らす 方向への可動制限とそれに伴う痛みは いつまでたっても残ったままで、加えて丸めたり曲げたりした状態の癖が付いた首や腰は、絶えず頭や上体の重みを首や腰の筋肉で支えなければならない状態をまねき、慢性的な痛みに発展させてしまいます。

マッケンジー体操は、首や腰を伸ばす 反らす 動きを回復させ、より筋肉に負荷がかかりにくい正しい姿勢をとれるようにする運動療法なのです。

 

いよいよ次回では、マッケンジー体操の実際のやり方についてお伝えしていきますね!

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